作業療法士も悪くない
不況になってきても、医療施設での仕事は比較的安定していると言われています。確かに半公務員的な待遇が手に入りますし、民間企業では少なくなってきたボーナスもきちんと数カ月分はもらうことができます。残業代の未払いも起こりにくく、社会保険もバッチリ完備されているところがほとんどです。こうした医療施設での仕事には、実はいろいろなものがあります。分業化が進められているので、一般的にはあまり知られていない仕事も見つけられることでしょう。
どういった仕事がいいのか自分で選択できます。病院といえば医師や看護師に注目が集まりますが、作業療法士も悪くはありません。作業療法士なら専門学校に通って基礎的な勉強をし、のちに国家試験に合格すればいいだけなので、医師などに比べるとなりやすい職種です。作業療法士とは、いわゆるリハビリの専門家だと考えていいでしょう。手術後の動きにくくなっている体を動かすためのお手伝いをしていきます。病院はもちろん、介護施設でも需要が高い職種です。患者さんからは医師と変わらない扱いがされますし、年収も比較的高い部類に属します。結婚をして子供を持ってという人生においては、安定こそが最も重要な要素となりますが、作業療法士ならそれが手に入ります。医療業界はハードルが高いと感じている高校生にも、おすすめ職種として紹介ができることでしょう。専門学校は年間150万円程度のお金がかかるのですが、就職すれば数年でペイできるので心配いりません。